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June 10, 2007

『オイレンシュピーゲル 1』 冲方丁

オイレンシュピーゲル 1 (1)
オイレンシュピーゲル 1 (1) 冲方丁

白犬たんが、最初のうちはあざとくて煩わしく思えたけど、第参話を読み終わったら、いとおしいく感じるようになってしまいました(*´∀`*)

この一巻目は、短編三本がそれぞれのキャラクター紹介編って感じみたいですが、二巻は長編のようなので、本格的に物語がスタートすると思われます。

オイレンシュピーゲル 2 (2)
オイレンシュピーゲル 2 (2)

まだ買ってないけど、そのうちに読む予定。

Posted by Donkey : 04:10 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

June 09, 2007

『二重太陽系死の呼び声』 ニール・R・ジョーンズ

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ジェイムスン教授シリーズ〈1〉 翻訳:野田昌宏

30年弱ぶりの再読。
数あるスペオペの中でも、もう絶対に忘れられないキャラクターといえば、ジェイムスン教授ですよ!
久しぶりに読み返して、やっぱりいいわー!
もう、大好き(*´Д`*)

機械化してほぼ不死ともいえる体を手に入れて、好奇心の赴くままに宇宙を探検して回ってるゾル人って、ホント愛すべき奴らなんです。
でもって言うまでもなくあまりにも有名な、そのビジュアルデザインが最高!

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日本版のイラストは藤子不二雄、たぶんF先生。
登場人物は、基本的にみんなこんな箱みたいなやつらですから、笑っちゃいますよ(^^

この第一巻は、地球人であるジェイムスン教授が、いかにしてゾル人になったか……という「機械人21MM-392誕生! ジェイムスン衛星顛末記」と、謎の二重太陽系をめぐる冒険の前後編「奇怪! 二重太陽系死の呼び声」「仇討ち! 怪鳥征伐団出撃す!」の三本立て。

ゾル人は、脳以外を全部機械化していて、その脳を収めた円錐形の頭部が完全破壊されないかぎり死なない。
だから、時間の感覚もあってないようなもんだし、でもって好奇心旺盛で、なんか暢気な感じもあって、なんともいい味だしてる。

まぁ、現代のSFなら、脳を生かして維持していくための設定をいろいろと理屈つけないとだめなんですよねー。
だから、いまどきのSFなら、脳をデータ化して情報生物(?)として不死を得るって感じになるのかな。
ジェイムスン教授が書かれた時代における“機械化”ってことの万能感って、今で言う“シンギュラリティ”とかに相当する……とか?
いや、シンギュラリティがなんなのか、よくわからずに言ってみてますが(^^;

そう考えると、ジェイムスン教授も「ディアスポラ」も、根っこは同じかも?
……って、「ディアスポラ」はまだ読んでないのに、またまたいいかげんな想像と思いつきで言っちゃってますけど(^^;

でも、不老不死ってのは、SFで昔から延々と書かれ続けているテーマだから、あながち間違ってないんじゃないかと……(^_^;

Posted by Donkey : 09:26 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

May 28, 2007

『銀河辺境への道』 A・バートラム・チャンドラー

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銀河辺境シリーズ〈1〉 翻訳:野田昌宏

星間運輸公社の商船〈イプシロン・セキスタンス〉が突如宇宙海賊の魔手に襲われた! いちはやく信号をキャッチし救援ににけ緒ける僚船〈デルタ・オリオニス〉。だが、そのかれらの前には無惨に破壊された宇宙船が、そして犠牲者の累々たる死体が残されているばかりだった。しかもその中には〈デルタ・オリオニス〉船長クレーヴンの婚約者さえいる。そして、復仇の怒りに燃える船長以下、血気盛んな新任宇宙軍少尉、美貌のパーサーらが急遽武装商船を仕立てあげ壮烈な追撃戦を展開するのだった!直径十万光年に達する大銀河に繰り広げられる宇宙の男たちとそして女たちの哀歓を、詩情豊かにつづる壮大な宇宙ロマン、銀河辺境シリーズ第一弾!

20数年ぶりの再読。
古くさく感じるのを覚悟してたけど、そんなこと全然なくて楽しめたてよかった。
ストーリーは実はほとんど忘れてたけど、マンシェン駆動(超光速駆動)のフィールドに巻き込まれると、人体が裏返し(内臓むき出し)になっちゃうのだけは、なぜかすごく印象に残ってたんだよなあ。

超光速航行中の異次元空間と、通常空間を使い分けた宇宙戦闘が、なかなかいい!
特に超光速航行中の戦闘は、質量を変えることができないのでミサイルなどの実体弾が使えないとか、時空同調(シンクロナイズ)とか、制限があるのがカッコイイ!
イデオンのデスファイトとか、「星界…」の時空泡とかを連想したり。
超光速通信などに超能力者のテレパシーを使っていて、犬の脳を使った機械をその補助に使っているとかは、ちょっと「鼠と竜のゲーム」も連想したり。

カッコイイといえば、口絵イラスト!

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銀河辺境シリーズは口絵がメカ図解で、これにシビレてたんですよ!
表紙、口絵、本文のイラストは加藤直之で、正直なところ当時はまだそれほど上手ではないんですが、でもカッコよくていいんですよこれが。
よく真似してメカ図解を描いてたなぁ(^^

先日の物置整理で銀河辺境シリーズは7巻まで出てきたんだけど、実際何巻まで出ていたんだろう? と検索してみたら……

A・バートラム・チャンドラー〈A. Bertram Chandler〉
ハヤカワ文庫だけで、15巻+外伝8巻も出ていたのか!
さすが、いまから全部集めるのはキビシそうだ。とりあえずは持ってる7巻まで再読して楽しもう。

記憶をたどってみると、このシリーズを読み始めたきっかけって、ほかの本との勘違いからだったような覚えがある、かすかに……。
SFマガジンの書評か紹介で興味を持った、ラリイ・ニーブンの『太陽系辺境空域』を本屋に探しに行ったとき、「辺境」つながりで手に取ったのがきっかけだったような……。
もしかしたら逆だったかもしれないけど(^^;

Posted by Donkey : 03:51 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

April 05, 2007

『沈黙のフライバイ』 野尻抱介

沈黙のフライバイ
沈黙のフライバイ 野尻抱介

非シリーズ物のSF短編集。
書き下ろしの「ゆりかごから墓場まで」以外は既読でした。

でもSFオンラインで購入して読んでいた、ファーストコンタクトものの表題作「沈黙のフライバイ」は、やっぱりまた泣けちゃいました。
いや、比喩じゃなくて実際に涙ぐんじゃったんですよ。

特別に泣かせる演出とか熱い展開とかそういうのじゃないんですが、僕のSF心の琴線にビンビンに触れて来ちゃうんです。

収録作の中ではその「沈黙のフライバイ」と、女子大生がロケットとは違うある方法で宇宙を目指す「大風呂敷と蜘蛛の糸」の2作が、特にお気に入りです。

野尻抱介といえば、「ロケットガール」がアニメ化されて放送中ですよね。
なんか、SFとか宇宙やロケットに詳しくない人にほど、荒唐無稽に見えてしまってるらしいのが、ちょっと残念で……(´・ω・`)
手動での計算と操作で再突入できるわけないと言われたりとか(^^;

そのへん、アニメだと難しいのかなー。
説明過多な演出はかなり上手くやらないと、とくくなったりテンポ悪くなるし、なにより野尻作品のムードとは変わってきちゃいそうだし(^^;

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TVアニメ「ロケットガール」エンディングテーマ 明日行きのバスに乗って
TVアニメ「ロケットガール」エンディングテーマ 明日行きのバスに乗って

【関連リンク】
■ソロモン宇宙協会-ロケットガール公式サイト-
http://www.rocket-girl.jp/
■野尻抱介リファレンス・マニュアル
http://njb.virtualave.net/web/

Posted by Donkey : 09:18 AM | Comments (0) | Trackbacks (1)

January 13, 2007

『ジョン平とぼくと』 大西科学

ジョン平とぼくと
ジョン平とぼくと 大西科学

GA文庫を買ったのははじめてです。
評判を聞いたのと小川一水が推してるってので読んでみました。

魔法が科学とともに日常的に存在する世界設定はそれほど目新しくもないけど、魔法がそれほどずば抜けて便利ってわけでもないゆるい感じは、わるくない。
魔法の源になる陽素ってのが、太陽由来という設定で、なんか日だまりに溜まってそうな感じなもその、ゆるいぬくぬく感みたいなのに繋がってるのかも。

あと、人が基本的には1匹連れている使い魔が、なんともいいっすねー。
みんななかなかいい味出してるというか。
主人公の使い魔、犬(駄犬?)のジョン平も、抜けてる感じと犬の本能をを引きずってるあたりが、なんとも好きだ。
あとエンダーがかなり気になる存在だ(w

ただ、ストーリー的には、ちょっと物足りなさも。
以下、若干ネタバレ気味に……。

寧先生をめぐる展開や先生の正体とかが、あまりにベタベタのお約束、定番すぎて、もうちょっと捻ってくれないとなぁ……と思ったり。

主人公が寧先生を疑うのはストーリーの要請としてわかるけど、読者に同じように思わせるほど説得力がないので、緊張感がないというか。
たぶんほとんどの人が、読んでいてすぐに、一見怪しいけど実は……っていう展開がまず思い浮かんじゃうでしょ?
そしてなんのひねりもなくその通りになっちゃうのは、あまりにも素直すぎるというか……。

ただ、基本的に悪意ある登場人物が出てこない、最初に書いたようなゆるくてぬくぬくした世界観だからこそ、これでいいんじゃないかって気もまたするし、でもだからちょっと物足りないって気もするし。

……と、なんかキビシイ(?)こと書いたけど、でもこの小説、嫌いになれないというか、琴線に触れる部分もけっこうあったんですよね。
そんなわけで、もう1冊出ている続編は、近いうちに読んでみようかなーと思ってます。

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Posted by Donkey : 04:49 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

『タイスの魔剣士』 栗本薫

タイスの魔剣士―グイン・サーガ〈111〉
タイスの魔剣士―グイン・サーガ〈111〉 栗本薫

今年最初の読了は、ていうか年越しを挟んで読んだんですが、グイン・サーガ111巻『タイスの魔剣士』でした。
グインがなかなか記憶を取り戻さないのにイライラしていた時期もあったけど、ここ最近の「マリウス一座」になってからの展開は、思いのほか面白く読んじゃってます(w

武闘大会もグインが負ける分けないのはわかっているんだけど、勝つのが目的じゃないからなー。
どういうふうにケリつけて脱出するのかは、素直に楽しみだったり。

やっぱり脱出は、地下水脈を利用するんだろうなぁとは思うんだけど。
そこからへんな地下世界へいっちゃったりして、また横道にそれちゃったり……なんてことは無いとは思うけど。

あとスイランはやっぱりカメロンの手の者なんだよね? たぶん。

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Posted by Donkey : 04:26 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)