September 09, 2006

恩田陸 『夜のピクニック』

夜のピクニック恩田陸は、ホラー・ミステリ・SFなどいろんなジャンルを書くけれど、これは青春小説ってジャンルになるのかな?

学校の行事で夜を徹してただひたすら歩く話。
なのに面白くってぐいぐいと読んでしまった。
そして、読後感がなんとも気持ちよくって、シアワセになれました。

といいつつ、ところどころで自分の高校時代のいろいろな記憶の扉が開きかけたりもして、あわてて押さえ込んだり(^^;
そのほとんどは、ストーリーで描写されてることとまったく関係ないようなことなんだけど、なんつーか、ノスタルジーを刺激される……みたいな感じ?
でもって自分の高校時代のことなんて、思い出したくないようなことの方が多いんだけど、でも、そういう部分を刺激されたことも、それはそれで心地よかったような……。

あと、夜に読み始めたら止まらなくて、ちょうど明け方に読了したのが、夜を徹して歩いてる登場人物たちとシンクロしちゃってたかも(^^;

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July 03, 2006

『湖畔のマリニア』『風の騎士』 栗本薫

湖畔のマリニア グイン・サーガ(104)ハヤカワ文庫 JAグイン・サーガ、だいぶ追いついてきたぞ。あと3巻(^^;

『湖畔のマリニア─グイン・サーガ〈104〉』
一時は百合百合な関係にまでなっていたアムネリスの元侍女フロリーがイシュトのおとしだねスーティとともに再登場!
かなり印象に残っていたキャラで、あの退場の仕方から、いつかはまた登場すると信じてました(^^
スーティは今後の展開上かなり重要キャラだよなー、やっぱり。

そして謎の新キャラ「風の騎士」も登場。

にしても、お堅いケイロニアから開放されて念願のグインとも合流できて……と、願ったりかなったりなのはわかるけど、マリウスおまえ図に乗りすぎ(^^;

風の騎士―グイン・サーガ〈105〉ハヤカワ文庫JA『風の騎士─グイン・サーガ〈105〉』
グインはほとんどピーピングモード(^^;
そして、リギア再登場(登場人物リストでネタバレだったけど)。
風の騎士の正体も判明して、過去の因縁がいろいろ再浮上してきて、こういったのはやっぱり長いシリーズならではで、うれしい。

そんなわけで、今後の展開が楽しみです。
(この新展開に関して、こないだまでなにかとウザかったグラチウスじーさんには当分はノスフェラスから出てこないでもらって、かかわらずにいて欲しいなー……などと思ってたり)

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June 30, 2006

『ヤーンの朝 グイン・サーガ103』 栗本薫

ヤーンの朝グイン・サーガ(103) ハヤカワ文庫 JA(807)グイン・サーガ(103) 『ヤーンの朝』読了。
前半は、とくにヴァレリウスとユリウスの下りあたりは最近のいつものグダグダ感でまぁここさいきんのいつもながらのアレなかんじだけど、グラチウスとイライシャの魔道士同士のフルパワー激突ってのは、ちょっとだけワクワク感があった……かな? まー結果的にはちょっとだけだけど。
あんがいこういう正面切った魔道士同士がパワーで力押しにぶつかり合う戦闘って実はあまりなかった気がするしね。

それと魔道関係でちょっと違和感があったのが、ヴァレリウスがユリウスを封じようとするとき、呪文の文言がセリフで具体的に書かれていたこと。
グイン・サーガでは呪文の文言がセリフとして書かれることってこれまであまりなかったように思ってたので。
で、そういう呪文をセリフで書かないってのがけっこう好きな部分でもあったんですよね。

グインとマリウスが合流したのには、今後がちょっと楽しみになったかも。
なんか今回で一区切りして次巻からは新展開……みたいなので、久しぶりにちょっと積極的につづきが楽しみになったかも(^^;

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June 28, 2006

『七王国の玉座 (2)―氷と炎の歌』 ジョージ・R.R.マーティン

七王国の玉座 (2)ハヤカワ文庫 SF―氷と炎の歌 (1568)1ヶ月待った第2巻。
『七王国の玉座 (2)―氷と炎の歌』ジョージ・R.R.マーティン

ちなみに1巻の感想はこちら→『七王国の玉座 (1)―氷と炎の歌』 ジョージ・R.R.マーティン

スターク家の子供達と大狼の子供達はそれぞれずっといっしょに成長していくのだとばかりおもっていたので、サンサの「レディー」があんなことになってしまったのには、かなりびっくり、ていうかショック。
以降いまのところサンサ視点の章がないので、そのことを彼女がどう受け止めているかがまだ判らないのがまた……。
にしても、ああ、レディー。・゚・(ノД`)・゚・。

そして「ナイメリア」はどうなってしまったのだろう?

いまのところ僕がいちばん感情移入しているキャラは、その長女サンサと仲の悪い次女のアリアだったり。
父に“ニードル”を見つかってしまってのやりとりから、後日その父が黙ってアリアに剣術の教師を与えてくれるあたりが、僕的には今回いちばんの泣かされ所でした。

そして、ああ、また3巻まで1ヶ月待たなきゃならないのかぁっ!
(ハードカバーに手を出せばつづき読めるのはわかってるけど……)

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June 26, 2006

『火の山 グイン・サーガ102』 栗本薫

火の山 グイン・サーガ(102)あいかわらず周回遅れな感じで、グイン・サーガ102巻『火の山』読了。

また例によって物語の展開というか追いつめられたときの打開というか……をグラチウスに頼りすぎって感じではありますが……(^^;

でも、イシュトヴァーンがちょっと吹っ切れてまともな方向に向かいそうなのは、うれしいかも。
なんやかんやいって、イシュトヴァーンが一番好きなキャラなので、アリに取り憑かれて以降はどんどんダークサイドに落ちていってたのが、なんとも辛かったので。
でも、予断は許さないか(^^;
もう、グイン達とノスフェラスを彷徨ったり旅をしていた頃のイシュトヴァーンに戻ることはできないんだし……。

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June 10, 2006

『ルー=ガルー 忌避すべき狼』 京極夏彦

ルー=ガルートクマ・ノベルズ積ん読消化シリーズで、京極夏彦の『ルー=ガルー 忌避すべき狼』。ノベルズ版。
情報化され管理された近未来が舞台なのに、京極夏彦の文体で書かれていると全然サイバーな感じがしないですね(^^;
その未来社会では、ちょうど今これの読者が時代遅れの旧世代となっているってのがひとつの仕掛けってとこでしょうか。

前半は、世界設定の説明とか、例えば認識などに関する考察みたいなことを(そのへんちょっと文庫版 姑獲鳥の夏文庫版 姑獲鳥の夏『姑獲鳥の夏』あまなつを思い出した)くどくどとやってて、なかなかストーリーが動き出さない感じ。
でも、京極夏彦の小説はその部分が大事なわけで(^^:
でもって中盤以降、物語が動き出してからというか主人公達が積極的に動き出してからはけっこう楽しめました。
終盤にはそれまでくどくどとしていたネタがぼぼすべて腑に落ちるかたちで収束するのは、やっぱり京極夏彦の小説だなぁ……と。

そんな意味でも、近未来を舞台にしたSFなのにやっぱり京極夏彦の小説なのが、そのサイバー感の無さも含めて面白かったというか(^^;

ただ、未来社会のアイデアやディティールなど(一般公募されたものと京極夏彦の考えたものとがどのていどなかわからないけれど)には部分部分で面白ところも結構あったけれど、全体的にはオーソドックスというか、びっくりさせられるようなイメージはなかったかなーと。

アニメ誌と一般文芸作家との組み合わせという似てる企画の池上永一シャングリ・ラシャングリ・ラ『シャングリ・ラ』あまなつの奔放で強烈なイメージと較べると、インパクトに欠けるかなあ……と。
ま、較べるものでもないんだけど(^^;

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June 08, 2006

山本弘 『時の果てのフェブラリー ―赤方偏移世界』

時の果てのフェブラリー―赤方偏移世界徳間デュアル文庫積ん読消化シリーズで、山本弘の『時の果てのフェブラリー ―赤方偏移世界』を読む。
なにをいまさらって感じですが、SFのツボがおさえられてて面白かったです。

地球上の各地に突如出現した時間重力異常地帯〈スポット〉に、膨大な情報を記号化せずにそのまま処理できる超能力ともいえる〈オムニパシー〉能力を持つ少女フェブラリーが謎を解き明かすために挑む……という感じのストーリー。

1990年にスニーカー文庫から出ていたものに、時代設定を変更と大幅な加筆修正を加えてデュアル文庫から2001年に出た改訂版とのこと。
スニーカー版を読んでないので比較は出来ないけど、かなり手が入っているだろうことは伺えます。

とにかく〈スポット〉の描写──環境や社会に与える影響とか、外からそして中から物理的にどう見えるのかとかが、しっかり書き込まれていて、うれしい。
ある意味そこが本書の見所というか読み所ともいえるし、ストーリーの見所にもちゃんと組み込まれているし。
トンデモ本?違う、SFだ!RETURNSトンデモ本?違う、SFだ!RETURNS『トンデモ本? 違う、SFだ! RETURNS』あまなつで作者が自ら書いていた〈SF版「ノックスの十戒」〉を実践してるってとこでしょうか(^^
ただ、ストーリーとキャラクターに関してはちょっと素直というかあっさり味なところもあるかな……。でもこのくらいストレートさがまた程良くていいのかも。

あとがきによると、続編の『宇宙の中心のウェンズデイ ~衝突時空世界~』が“いずれ近いうちにお目にかかれるでしょう。”と予告されてるけど、それから5年たってる今現在、まだ出てないですよ……ね?
てか、出るんでしょうか?

そうそう、上記の『トンデモ本? 違う、SFだ! RETURNS』およびその前著で作者が主張する、山本流SF原理主義とでも言うべき物には、僕もけっこう共感をもってたりします。
(『……RETURNS』に関していえば、自作を引き合いに出しすぎなとこがちょっと鼻につく感がないわけでもなかったりもする……けど(^^; )

さいごにイラストについて。
後藤圭二の本書のイラストは、今風ラノベ基準で見るとちょっと物足りなさを感じる……かな(^^;
その後藤圭二の小説イラストといえば、機動戦艦ナデシコ・ノベルテ+機動戦艦ナデシコ・ノベルテ+『機動戦艦ナデシコ・ノベルテ+』あまなつという、ファンブックと書き下ろし小説を合わせたものが出るんですね。

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June 06, 2006

『七王国の玉座 (1)―氷と炎の歌』 ジョージ・R.R.マーティン

七王国の玉座 (1)ハヤカワ文庫 SF―氷と炎の歌 (1564)先日買ってたジョージ・R.R.マーティンの『七王国の玉座 (1)―氷と炎の歌』を、午前中読み始めたらあっというまに読了。
読了といったって、単行本上下巻を5分冊で文庫化した1巻目なので、ほんとうにまだプロローグって感じですが(^^;

ま、最近の文庫としては薄目で文字も大きめなのもあるけどグイグイとあっという間に読んでしまい、確かに評判通り面白くなりそうな予感!
といいつつ、登場人物もけっこう多くて複数の物語が同時進行している感じなので、まだキャラクターや設定に付いていくのでやっとな部分もあるけど。

そんな様々な登場人物達の中で、この『七王国の玉座』ではスターク家がその中でもメインになるの……かな?
そのスターク家の子供達6人兄弟が、それぞれに狼の仔を育てているって設定が、個人的にかなりお気に入りです。
かわいいよ狼(*´∀`*)
カバーイラストは、ジョン・スノウとそのそのお供のアルビノの狼〈ゴースト〉ですね(^^
たぶん今後この兄弟達もそれぞれ異なる運命にその狼とともにすすんでいくんだろうなぁ。

毎月1冊ずつでるってことだけど、速くも続きを読みたいっす。
今月の2巻はいつ頃出るんだろ?

ハヤカワ文庫がここ最近導入しているパターンで、このシリーズも並べると背表紙にイラストが入っていて並べるとひとつに繋がるんですよね。この趣向はけっこうお気に入りです。
で、このシリーズ、内容からハヤカワ文庫FTだとおもってたら、よく見たらハヤカワ文庫SFだった。
SFとFTは背の色でぱっと目区別が付いたけど、このイラスト入りパターンだとわからないっすね。
といっても、SFとFTの境界ってけっこう曖昧だし、どっちだろうが別にかまわないんだけど(^^
ファンタシーでも作家の出自がSFだと、SFレーベルにしてるって感じなのかな?

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キャプテン・フューチャー『透明惑星危機一髪!』

透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド <キャプテン・フューチャー全集4>創元SF文庫『透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド <キャプテン・フューチャー全集4>』収録の1本目「透明惑星危機一髪!」をごろごろしながら読む。
肩の力を抜いて読む本としては、〈キャプテン・フューチャー〉はすごく楽しくていいですよ、やっぱり(^^

このエピソードは、平行世界へと行き来する装置でまるでテレポートするように神出鬼没な宿敵ウル・クォルンとの、異世界の透明惑星の秘宝をめぐっての対決。

メインアイデアのひとつである「透明化」ってのは、透明人間の昔から現在までSFではずっと使われているガジェットですよね。「攻殻機動隊」の光学迷彩も透明化のバリエーションだし。

〈キャプテン・フューチャー〉の世界はまぁ今の科学常識から見たら荒唐無稽ではあるんだけど、それはどの惑星にも(小惑星にまで)大気があって生物がいて、太陽系内を縦横無尽に光速で飛び回れる宇宙船があって……というような、楽しくて賑やかでテンポよくストーリーを進めるための世界設定の部分を、ある意味ファンタシーと割り切ってるって感じですよね。
もちろん読者も(今の時代ならなおさら)そこは割り切って楽しんでるわけだし。
そしてなによりそのイマジネーションがすばらしいから、全然OKなんですよね。
今回の舞台でも、天王星の〈果てのない河〉や〈輝きの海〉とか、蝕のあいだすべての生物が凍結している惑星とか、まさに訳者の野田昌宏氏の名言「SFは絵だねぇ」の世界!

といっても、今回の「透明化」とか「5次元を介しての平行世界」とか、エピソードのメインアイデアやガジェットは、ただただ荒唐無稽なのではなくちゃんと理屈を通そうとしているのが、流石というかうれしいんですよね。
そのへんがやっぱりいまだに支持されて(いますよね?)る一因なんだと思ったり。

「透明化」ってガジェットをあまり深く考えずに使うと、透明になって相手から見えなくなっても自分からは相手が見えるような安易なものになりがちなんですよね。
そのあたりがしっかり描写(現代の視点でみれば大雑把かもしれないけど、作品内整合性としては)されていて、お互いが見えなくなってる同士の決闘という見せ場になっているあたり、スペオペといえどもSF魂がしっかりあるなぁ……と、しみじみ。

といいつつ、〈キャプテン・フューチャー〉が楽しいのは野田昌宏氏の訳文の魅力にもあるんだよなぁ、とあたりまえながらやっぱり再認識(^^
とくにキャラクターたちのやりとり、グラックとオットーのやりとりはいつものことだけど、今回もゲストキャラのおしかけフューチャーメン就職希望な小僧ジョニー・カークとか、野田節ノリノリな感じで楽しいくって。

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May 08, 2006

1年遅れで100巻に到達

20060508.jpg積ん読《グイン・サーガ》消化週間は100巻読了で一段落しました。

ノスフェラスへの道―グイン・サーガ〈97〉ノスフェラスへの道―グイン・サーガ〈97〉ノスフェラスへの道―グイン・サーガ〈97〉あまなつ
蜃気楼の旅人―グイン・サーガ 98蜃気楼の旅人―グイン・サーガ 98蜃気楼の旅人―グイン・サーガ 98あまなつ
ルードの恩讐―グイン・サーガ〈99〉ルードの恩讐―グイン・サーガ〈99〉ルードの恩讐―グイン・サーガ〈99〉あまなつ
グインサーガ 100 豹頭王の試練グインサーガ 100 豹頭王の試練グインサーガ 100 豹頭王の試練あまなつ

100巻は出たときに入手していた特別カバー・バージョン。
これ以降は買うのを控えていたので、積んでないのです(^^;

グインが記憶を失ってグダグダ悩んだり、そのグインに対してセムだラゴンだグラチーだロカンドロスだイライシャだザザだイシュトだ……といろんなキャラがそれぞれグインの過去を語ったり自分の愚痴を語ったりで、ストーリーは進んでるんだかいないんだか……(^^;

このグダグダ感、なんか覚えがあるなー……と思ったら、アレだ、「ガンダムSEED DESTINY」だ(^_^;
毎回毎回が回想シーンてんこ盛りでグダグダだった、あの感じに似てる気が。

などと思いながらも、ちょっとぐらいグダグダだろうが1冊2冊つまらない巻があろうが、もう100巻(外伝含めれば100巻以上)つきあってると、あまり関係ないっすね(^^;
グダグダした過去語りも、昔の楽しかった頃のエピソードを思い出したりして、それはそれで……。

初期のグインとイシュトとパロの双子でノスフェラスを逃げ回っていた頃から、イシュトがに囚われのアムネリスを救い出して一旗あげようとモンゴールを目指すあたりまでが、やっぱり楽しかったなーと、また振り返っちゃったですよ。

もう、メインのキャラクターがみんなことごとく不幸になっちゃってて、明るく前向きのキャラが今現時点でいなくなっちゃってるのがなー(´・ω・`)
とりあえず、グインには早く記憶を取り戻してもらはないと、あまりにもグダグダすぎるので。
(リアルタイムではどうなっているのかなー、今107巻だっけ?)

でも、なんやかんやいって、続きが読みたいと思っちゃってるんで、まだまだこれからも付き合っていくですよ(^^;

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April 28, 2006

積ん読《グイン・サーガ》消化中

20060428_093501.jpg今週は風邪で寝込んでいるあいだ、積ん読状態だった《グイン・サーガ》を読み進めてました。
一年以上前にあんなこと言ってたのに、けっきょくあまり読み進めてないうちに、どんどん引き離されてたという(^^;
いまのところ積んであるのは100巻まで(写真)なので、まずはそれを読み切ってから、その先を買うぞ……と。
写真をよく見ると、96巻が2冊あるけど、間違えてダブってかっちゃってたのでした(^^;

熱砂の放浪者―グイン・サーガ(93)熱砂の放浪者―グイン・サーガ(93)熱砂の放浪者―グイン・サーガ(93)あまなつ
永遠への飛翔―グイン・サーガ(94)永遠への飛翔―グイン・サーガ(94)永遠への飛翔―グイン・サーガ(94)あまなつ
ドールの子―グイン・サーガ(95)ドールの子―グイン・サーガ(95)ドールの子―グイン・サーガ(95)あまなつ
豹頭王の行方 グイン・サーガ96巻豹頭王の行方 グイン・サーガ96巻豹頭王の行方 グイン・サーガ96巻あまなつ

と、ここまで読了。
ノスフェラスかた星船のくだりは、あるいみこの世界の謎解きの一部でありターニングポイントのひとつのはずなんだけど、なんていうかいまひとつ乗りきれず。
なので、舞台が中原にもどってちょっとほっとしたり(^^;

そして読みながら、まるでリンダのように初期の、グインとイシュトと双子がノスフェラスを冒険していた頃を懐かしんでいたりして(^_^;
あの頃の思い出があるから、読み続けられるんだよなーと思ったり。
といいつつ、だいぶ積ん読じょうたいで放置してたけど。

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March 18, 2006

ポール アンダースン 『地球帝国秘密諜報員』

地球帝国秘密諜報員―ドミニック・フランドリーハヤカワ文庫SFポール アンダースン 『地球帝国秘密諜報員』(→amazon | bk1)
遙か未来、銀河に進出した地球帝国の秘密諜報員、ドミニック・フランドリーが主人公の古き良き(?)スペースオペラです。

この時代の地球帝国はすでに衰退期に入っていて、周囲では新興敵対勢力が覇を競っている。
そして主人公のフランドリー大佐も、そう遠からず地球帝国におとずれるであろう〈長い夜〉の到来を予感しつつも、地球帝国のためにベストをつくしていく。
……というシリーズで、短編3作と、長編1作が収録されています。

「宇宙の007」とも謳われていたそうで、たしかにジェームス・ボンドよろしく行く先々にかならず美女が登場していい感じになったりしてて(^^;
ただし第1作の発表は、007モノよりこちらが先だそうです。

今読むと、古くささが否めない部分があるのは確かです。木星の描写とか。
でも、ニヤリとさせられるSF的なイメージやディティールが随所にあって、読んでて楽しかったです。
特に長編の「〈天空洞〉の狩人たち」は、頭の中にかっこいいビジュアルが広がったお気に入りのシーンがいくつもあったです。

まぁ、なんつーか毒にも薬にもならない……と言われればそれまでですが、最近の僕はこういうちょっと古いタイプのSFやスペオペが、読んでいてホント和むんですよねー(^^

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February 16, 2006

池上永一 『レキオス』

読了。
まごうことなきバリバリの伝奇SFで、ビジュアルイメージは特撮・アニメ系といってもいいくらいなノリノリな小説で、すごく楽しかった。
でもこれ、ジャンル小説としてではなくって、一般文芸として出ていたんですよねー。勿体ない! って、それは価値観が世間とは逆ですか(^_^;

レキオスレキオス
池上 永一


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bk1レキオス

キャラもアニメ漫画的デフォルメというか立ちっぷり、暴走っぷりで……。
いきまくってちゃってるサマンサや、いい味だしまくってるオバァ達も好きだけど、ろみひーには特に爆笑させられました。そんなのアリかよ! ……って(^^
UHFアンテナ萌え!(*゚ヮ゚)
あと、ガネーシャとか(^_^

シャングリ・ラシャングリ・ラ『シャングリ・ラ』あまなつは、この『レキオス』の発展型で、(SFが読みたい!〈2006年版〉発表!ベストSF2005国内篇・海外篇SFが読みたい!〈2006年版〉発表!ベストSF2005国内篇・海外篇「SFが読みたい!2006年版」あまなつによると直木賞作家養成ギブスを脱ぎ捨てて)もっと突き抜けているらしいので、やっぱりぜひとも読まなくては!
「SFが読みたい!2006年版」のインタビュー記事も最後まで読みたいし(^^;
ネタバレしてるそうなので最後まで読めずにお預け状態なので……(´・ω・`)

にしても『シャングリ・ラ』が「ニュータイプ」に連載されてたってのつい最近まで知らなかったっすよ。
そのニュータイプ連載では人気投票でアニメやガンプラと異種格闘技戦をしてい……たみたいな話しが「SFがよみたい!」のインタビューにあって、そのへんの下りがすごく面白かったっす。
で、イラストが『エウレカセブン』の吉田健一さんだったんですねー。単行本には一切使われてないってことで、サイトで公開されてるけど、イラスト使ってオタク筋にアピールするバージョンとか出さないのかなあ……文庫化されるときとに、『十二国記』の逆パターンで、スニーカー文庫版も出したりとか(^^

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January 26, 2006

読書感想: 『帝国を継ぐ者』 ウィリアム・C. ディーツ

 『天空の秘宝』に続く〈ギャラクティック・バウンティ〉シリーズの2作目。
 『啓示空間』の合間にサクっと読みました。

 僕は好きだなー!
 まぁ、いまさらこんなベタベタなある意味古くさいスペオペなんて……って思う人も多そうだけど(^_^;
 なんつーか、話しの骨格みたいなところは、キャプテン・フューチャーなんかとあまり変わらないとも言えるし。
 だが、それがいい! んだよなー(^^

帝国を継ぐ者―ギャラクティック・バウンティ
帝国を継ぐ者―ギャラクティック・バウンティウィリアム・C. ディーツ William C. Dietz 斉藤 伯好


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bk1 帝国を継ぐ者

 テンポよくどんどん舞台が移動してお話が進むので、同時期にだらだらとちょっとずつ読んでいた『啓示空間』とは対照的でした(^^;

 1作目に較べると、作者もちょっと上達してたかも。……って、あたりまえか。
 なんか、1作目ってかなりの頻度で主人公が気を失うか眠って場面転換してて、またかよワンパターンだなぁ……と思った記憶が。
 今回それがなかったなーと(^^;

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読書感想: 『啓示空間』 アレステア・レナルズ

 一ヶ月以上かけて読了。

 1000ページ超の厚さなので、はなから一気読みするつもりもなく、ベッド脇に置いて毎日寝る前にちょっとずつ読んでました。
 まるで新聞の連載小説でも読んるようなペースって感じで(^^;

啓示空間
啓示空間アレステア レナルズ Alastair Reynolds 中原 尚哉


おすすめ平均 star
star暇つぶしにはなる
star続編、翻訳出してね
starハードでも本格でもない「ライト」なSF
star大長編ハードSFスペオペ風味

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bk1 啓示空間

 直球のSFを読んだなー……ってのが、読み終わった感想(^^
 未来史、宇宙、メカ、謎の異性文明……と、王道のSFガジェット盛がりだくさん。

 口絵(モノクロだけど)でキャラクター紹介イラストや宇宙船の図面が載ってるので、スペオペ風なものを予想してたら、思ったより本格SF寄りでした。
 といっても、ガチガチのハードSFっていうよりは、もうちょっと軽い感じで、サイバーパンク風の要素とか、いろいろハイブリッドされてる感じ?

 思ったよりスペオペっぽさが薄いなと思った要因のひとつは、あくまで光速を超えられないという設定かな。そして、それゆえにストーリーの時間軸が長くなって、お話の展開がちょっと間延びしちゃってる感があるのも。

 すっごく面白かったと言えるかというと、微妙なところですが、でも、つまらなくは無かったです。
 なんたって、けっこう途中で投げ出しちゃうことが多い僕が、最後まで楽しみながら読めたんだし(^^;
 そう言う意味では、じゅうぶん面白かったといって良いんじゃないかと思うです(^^;

 一ヶ月以上、ベッド脇……というよりベッド上の枕の横に置いておいて読んでいたので、読了時にはかなり本がボロボロになっちゃいました。カバーとかもけっこう破けちゃったし。
 寝る前に読んでるので、起きたときには体の下で折れ曲がって潰れていることも茶飯事で(^^;
 本が厚すぎて普段使っているブックカバー(bk-1でもらったやつ)も掛けられなかったし……。

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