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October 19, 2005

『竜とわれらの時代』 川端裕人 (徳間文庫)

 読了。
 文庫としては厚いけれど、面白くてグイグイ読めました。

 北陸で発掘された巨大恐竜の化石が何者かに盗難されてしまう。それが発端となって太古の恐竜の研究と、アメリカの聖書原理主義者とイスラム過激派との対立、911以降に象徴される現代がリンクして、どんどんスケールアップしていく。
 ……ってかくと、国際謀略小説っぽい(?)けど、瀬名秀明のオビの惹句やカバーのあらすじにあるように、まさに「恐竜小説」ってくらい恐竜ネタが濃い小説です。

 作中では、科学とは相容れないはずのキリスト教の福音主義者(エヴァンジェリスト)が、科学をも取り込んで自分たちの思想を世界に浸透させていこうとしているのだけど、これが小説の中での陰謀論的絵空事とは言いきれないって事例を最近目にしたばかりで、けっこう生々しかったり。
 事例ってのは、下のリンク先を参照。

■kikulog: インテリジェント・デザイン
■幻影随想: インテリジェントデザイン理論(ID理論)にはまっちゃった産経新聞


 川端裕人氏の小説は、SFではないけれどすごくSFと親和性が高いというか、SF好きの心に響くんですよね。

■リヴァイアさん、日々のわざ: SFに返すもの……大原まり子さんによる、「竜とわれらの時代」の解説

 ご本人のブログのこのエントリーを読むと、そのへんの理由がよくわかります。
 SF好きとしてはなんかすごくうれしくなったりも(^^

4198923132竜とわれらの時代
川端 裕人


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 表紙もキレイでかっこよくてお気に入りです。
 下のリンク先はイラストレーターのブログの表紙イラストについてのエントリー。ラフ画もあり。

■鴉工房: 竜とわれらの時代

Posted by Donkey : 02:44 AM | Comments (0) | Trackbacks (1)

September 27, 2005

「よくわかる現代魔法」ファンは必読! 小説新潮10月号に桜坂 洋の短編が掲載。

 「特集 進化するミステリー」の1編、桜坂 洋の短編「10月はSPAMで満ちている」と、「若手作家座談会 “ラノベ”世界へようこそ! 桜坂 洋・桜庭一樹・とみなが貴和 (案内役)大森 望」を目当てに、小説新潮10月号を買ってみました。

 桜坂 洋「10月はSPAMで満ちている」は、いわゆる日常の謎系ミステリーなんだけど、探偵役が「よくわかる現代魔法」の坂崎嘉穂なのですよ! 二十歳すぎてオトナになっても、性格もしゃべり方も嘉穂たんでした。

 その嘉穂の働いている秋葉原のはずれにあるボロくて狭い事務所の描写に、僕が昔ロリタッチという雑誌で漫画を描き始めた頃、その編集プロダクションだった“遠山企画”の事務所を思い出させられちゃいました。オンボロなビルに狭い事務所、なぜか社長はいない所とかも。

 主人公がやらされる、スパムメールの文面を書かされる仕事っていうのも、目の付け所が面白いと思ったり。
 僕の所にも毎日100通以上スパムメール来ていて、ほとんどはフィルタで弾けるんだけど、それをくぐり抜けてくるのもあって、そのメールの文面でもたまに笑っちゃうのとかあったりえするんですよね。なんていうか必死というか、いろいろ考えるなぁというか。このスパムメールの向こうにも人間がいるんだよなぁ……とか思ってしまった。

 てか本筋じゃない部分の感想ばっかりっすね(^^;

 もちろんコンピュータがらみのネタを上手く使っているのは、さすが桜坂 洋らしいし、おもしろかったです。
 でも、小説新潮の主な読者層である年輩の人たちは、どんなふうに読むのかなぁ? なんてことも思ったり。

 とにかく、「よくわかる現代魔法」ファンは必読でしょう。収録される短編集とか、そうすぐには出ないだろうし。
 ていうか、嘉穂を探偵役にてシリーズ化とかしてくれないかなー。

 「若手作家座談会 “ラノベ”世界へようこそ! 桜坂 洋・桜庭一樹・とみなが貴和 (案内役)大森 望」の方は、その小説新潮の主な読者層であるある程度年輩の人たちに、ライトノベルの作家も一般小説の作家も、実はあまり変わらないんだよ……と、ラノベの世界というか作家を紹介するのが目的な感じ。

 桜庭一樹にの小説は、まだ「推定少女」1冊しか読んでないんですよね。「推定少女」は面白かったので、他の作品も読もうと思って入るんですけど。
 来月にはハヤカワ文庫JAから描き下ろしが出るんですよね。楽しみです。

 とみなが貴和はちょうどちょっと前に「EDGE4 ~檻のない虜囚~」を読んだところでした。「EDGE」シリーズも次で完結なのか。

桜坂 洋

桜庭一樹

とみなが貴和

Posted by Donkey : 06:20 AM | Comments (0) | Trackbacks (1)

September 02, 2005

読んだ本: 菅浩江「鬼女の都」

鬼女の都
鬼女の都
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9. 2
菅/浩江??著
祥伝社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。
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 先日、なんか無性に本格ミステリっぽいものが読みたくなって本屋に行ったら、新刊平積みの中に見かけて買った本。
 カバーの内容紹介では「京都ものの小説で人気の作家が謎の言葉を遺して死んだ。」とあって、ふむふむと読み始めたら、作家って……同人誌作家かよ!

 死んだのは同人誌界(といってもたぶん創作系小説ジャンル内)での人気作家で、商業デビューを目前に控えていた。
 でもって、真相を追う主人公は、その作家のファン(というか信者)で、やはり同人誌作家でボク女

 カバーの内容紹介などには同人などの単語はなく、一般読者を引かせないためにちょっと気を使っているんだろうなーとか思ったり。
 本文自体も、導入は同人誌とはまったく関係ない別人物の視点から入って、同人作家たちへの違和感をうまいこと読者に共有させてたりして、そういうネタを扱いながらもちゃんと一般読者を意識しているし。

 そんなわけで、ミステリーの本筋を楽しむのとは別に、女性同人作家の裏表ある人間関係とか即売系でのトラブルとかの、同人誌業界的ディティールとキャラクター造形でも、けっこう楽しめてしまいました。

 一般の人には、ちょっと変わった業界(?)を舞台にしたミステリ(本当の意味での舞台&テーマは「京都」です!)として読めるけど、オタクな読者にとっては、それにプラスアルファで楽しめるって感じでしょうか?

 ps. 解説にあった「総じて「ミステリ作家の書いたSF」よりも「SF作家の書いたミステリ」の方が出来が良い。」というのには、確かにそうだよなーと思ったです。

Posted by Donkey : 01:28 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

June 04, 2005

『天空の秘宝 ギャラクティック・バウンティ』

天空の秘宝
ウィリアム・C・ディーツ 斉藤 伯好
4150115109

 帯やカバーの内容紹介に「スペースオペラ」の言葉はないけれど、これはまさにスペオペ!
 SFとしての斬新なところはあまりないけれど、ピンチにつぐピンチを切り抜けていく王道の展開が楽しいエンターテイメントで、面白かったです。

 なんていうか、「キャプテン・フューチャー」が楽しいのに似ているかも……と、読みながら感てじました。

 それは、古くいということでは全然なくて、上に書いたような、ピンチにつぐピンチな構成とか、異星人たちの(ある意味ステロタイプではあるけれど)いかにもな設定とか、スペオペの王道みたいなのがしっかりしているからなのかも。

Posted by Donkey : 03:10 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

May 13, 2005

のだめカンタービレ #12

 千明、のだめへの恋愛感情がかなり自覚的になってきてる?
 そして、黒木クン再登場。
 大きな盛り上がりはなく、比較的おだやかな巻で、だめの成長がまた一歩……というところっすかね。
 のだめと千明がいっしょにいることが少ないからか、稲妻トーン背景の例のツッコミがちょっと少なかったのは、物足りなかったかも……とか言ってみたり(^^;

のだめカンタービレ #12 (12)
二ノ宮 知子
4063405443
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Posted by Donkey : 07:30 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

May 04, 2005

『タフの方舟 1 禍つ星』 ジョージ・R・R・マーティン

 読了。面白かったー!

 ロストテクノロジー(?)の「方舟」を手に入れ環境エンジニアを自称する宇宙商人タフの冒険(商売?)を描く連作で3つのエピソードが収録された第一弾。
 とのかく、タフというキャラクターがイイ味だしてるんすよ! その慇懃無礼っぷりに笑っちゃうし、痛快だし。
 猫を間に置いてイヤミを言ったりするあたりも、好きっす。そうそう、猫好きなひとにもお勧め……かも?

 収録作の中では最後の「守護者」が一番好きかなー。
 今月下旬に出る2巻も楽しみ!


タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF
ジョージ・R.R.マーティン

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Posted by Donkey : 09:24 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

April 15, 2005

グイン・サーガ100巻 限定版特別カバーバージョン

 昨日入荷の電話があったので、ゲットしてきました。

IMG_5384.jpg

オマケとして、紙袋とポストカード8枚が付いてきました。

IMG_5389.jpg

 カバーはこんな感じ。イラストは通常版と同じだけど、デザインが落ち着いていてちょっと昔風イメージ? 昔の火星シリーズのとかのころのカバーってこんな感じじゃなかったっけ? とか思ったけど、記憶いい加減なので自信なし。

 ちなみに通常版はこちら

豹頭王の試練
豹頭王の試練
posted with 簡単リンクくん at 2005. 4.15
栗本 薫
早川書房 (2005年4月上旬)
ISBN : 415030789X
価格 : \599
通常24時間以内に発送します。
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 戸田書店静岡本店では、1Fレジ向かいのフェアーの棚で、グイン・サーガ全巻(たぶん)を平積みで並べてあって、なかなか壮観でした。
 でも、これから全巻読もうって新規読者、いるんだろうか?

 結局、100巻入手前に追いつけず、現在93巻を読んでるところだったり。

熱砂の放浪者
熱砂の放浪者
posted with 簡単リンクくん at 2005. 4.15
栗本 薫
早川書房 (2004.2)
ISBN : 4150307482
価格 : \567
通常2~3日以内に発送します。
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Posted by Donkey : 07:58 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

April 08, 2005

グインサーガ100巻と吾妻ひでお『失踪日記』

 出てしまったですよ。
 100巻が出るまでに追いついておかないと。……と言ってたのに、結局全然追いついてないですよ。

 早川書房のサイトに「特別カバーバージョンの100巻目を限定発売!!」ってあって、販売書店リストのなかに、戸田書店静岡本店があったので、さっそく午前中に買いに行きました。
 そしたら、特別カバーバージョンの入荷は14日頃だそうで、入荷数は40冊。
 もちろんレジで予約してきました。

20050408_001.jpg

 予約番号1番でした(^^;

 そんなわけで、100巻の入手はちょっと先になったので、それまでに追いつける……か?

豹頭王の試練(ハヤカワ文庫JA)
栗本 薫

出版社 早川書房
発売日 2005年4月上旬
価格  ¥ 567(¥ 540)
ISBN  415030789X

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 4階のコミック売り場で探すも見つからなかった、吾妻ひでおの『失踪日記』があるかどうかレジで尋ねたら、1階一般書籍の「話題の新刊」のコーナーに平積みされているとのこと。まさかそんなメジャーな場所に置いてあるとは……。

失踪日記
吾妻ひでお著

出版社 イースト・プレス
発売日 2005.03
価格  ¥ 1,197(¥ 1,140)
ISBN  4872575334

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 1階に戻る前に、コミック売り場では↓これを購入。

監督不行届(FEELコミックス)
安野モヨコ

出版社 祥伝社
発売日 2005.02
価格  ¥ 840(¥ 800)
ISBN  4396763530

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 同じエッセー漫画でも天と地ほどの違い? ってか、『失踪日記』をエッセー漫画などというのは、ちょっと間違ってる……か?

Posted by Donkey : 09:37 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

April 03, 2005

トリポッド 3 潜入

 何もわかっていない敵の情報を得る使命を負って、トリポッドの都市に命がけの潜入をする主人公たち。そして敵の正体とその目的がいよいよあきらかになる!

トリポッド 3 潜入(ハヤカワ文庫 SF 1506)
ジョン・クリストファー著・中原尚哉訳

出版社 早川書房
発売日 2005.03
価格  ¥ 672(¥ 640)
ISBN  4150115060

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 いや~、ますますもって面白い! でも、ますますもってシビア!

 にしても、美のピラミッドは、かなりショックでした。
 少女エロワーズとの再会があんな……。・゚・(ノД`)・゚・。

 世捨て人ハンスとのエピソードも、ハンスのその後を考えると、切なくて……。
 
 次はいよいよ最終巻。凄く楽しみっす! 

Posted by Donkey : 01:03 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

April 02, 2005

読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド

 Amazonから届く。
 対談なのでサクサク読めて、早速読了。

読むのが怖い!
北上次郎著・大森望著

出版社 ロッキング・オン
発売日 2005.03
価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN  4860520505

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 『文学賞メッタ斬り!』(bk1|Amazon)、『ライトノベル☆めった斬り!』(bk1|Amazon)につづく、大森望の書評対談シリーズ第3弾……って、別にシリーズじゃないけど、でもなんかそんな感じっすよね。

 北上次郎の、「面白かったけど内容を憶えてない」的な発言がちょくちょくでてきて、なんだよそれ……って苦笑しながらも、実は僕もよくあるんだよなぁ……と。読んでいたときは確かに面白かったんだけど、どんな内容だったか後で思い出せないってことが(^^;
 にしても、締めに話題にしてるのが『蹴りたい田中』(bk1|Amazon)なのにも苦笑。

 読まなきゃとおもっていながらまだ読んでない本が何冊もあったことも思い出したり。
 『アラビアの夜の種族』(bk1|Amazon)って、まだ文庫にならないのかなぁ……とか。

 ネットで本を買うときはたいていbk1なんだけど、今回はクーポンがあったのでAmazonを利用。てか、Amazonで本を買ったの初めてかも。DVDやエレクトロニクスの利用ばかりで。
 で、bk1だと本がビニール袋に入ってるんだけど、Amazonではむき出しで入ってるんですね。いや、あんまそういうのに拘る方じゃないけど。

 あと、Amazonはクレジットカードか代引き以外の支払方法も導入して欲しいなぁ。いやその、自分、クレジットカード持ってないので、Amazonだと必然的に代引きになってしまって、手数料とられるのが。
 bk1ではコンビニ払いが選べて便利なんですよね。

Posted by Donkey : 09:31 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

March 28, 2005

キャプテン・フューチャー全集6巻のカバーイラストがエロいっす~(*´Д`)ハァハァ

 今日そろそろ出る頃だろうと、本屋で創元の棚をチェックしたのに、気付かなかった。迂闊……。
 5巻のジョォンのお尻も悪くなかったけど、今回は直球っす(*´∀`*)

彗星王の陰謀 惑星タラスト救出せよ!(創元SF文庫)
エドモンド・ハミルトン著・野田昌宏訳

出版社 東京創元社
発売日 2005.03
価格  ¥ 1,155(¥ 1,100)
ISBN  4488637167

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 ↓の公式サイトでは7巻が出るまでの期間限定で、このイラストの壁紙がダウンロード出来るっすよ!

■東京創元社|キャプテン・フューチャー全集(エドモンド・ハミルトン)

Posted by Donkey : 05:51 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

March 10, 2005

SF Japan 2005 SPRING

 bk1から届く。今回から判型が小さくなってA5に。やっぱり小説誌はこのサイズがしっくりくるなぁ。
 とりあえず、インタビュー・各対談とSF大賞・新人賞の選評を読む。
 いよいよ今月は『神狩り2』が出るんですね(Amazonではもう予約できます)! その前に『神狩り』をもう一度読み返しておきたいな……と、本棚を見るもみつからず。どこかに埋もれているんだろうなあ。ハルキ文庫版が出たときにも買ったはずなんだけどなぁ。
 SF大賞、『イノセンス』は観ていないのでなんともいえないけど、個人的には『新・地底旅行』が読んでいて(新聞連載で)すっごく楽しかったんで、とって欲しかったかも。以前『鳥類学者のファンタジア』で候補になったときのアレ(中島梓の例の偏屈(?)な選評での言いよう)もあったし、今回は……とか。まぁ、奥泉光本人が欲しがってるかどうかはまた別問題だけど。
 SF新人賞受賞者との師弟対談での榊一郎は、なんかちょっと偉そうだな~とか思ったり。この人の小説は読んだこと無いけど。

SF Japan 2005 SPRING
SFJapan編集部編

出版社 徳間書店
発売日 200503中旬
価格  ¥ 1,575(¥ 1,500)
ISBN  4198619875

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神狩り(ハヤカワ文庫 JA 88)
山田 正紀著

出版社 早川書房
発売日 1990
価格  ¥ 588(¥ 560)
ISBN  4150300887

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新・地底旅行
奥泉光著

出版社 朝日新聞社
発売日 2004.01
価格  ¥ 1,995(¥ 1,900)
ISBN  4022578920

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イノセンス スタンダード版
士郎正宗 押井守



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February 12, 2005

マイクル・クライトン 『タイムライン』 まさにエンタテイメント。

 フランスの14世紀の遺跡から発掘された現代製のメガネレンズと「Help Me」のメモ。それは発掘責任者ジョンストン教授の筆跡だった。スポンサーの巨大ハイテク企業に呼び出された発掘チームのメンバーは、教授救出のために14世紀フランスへと、密かに開発されているタイムマシンとも言うべき装置で転送される。

 面白かったです。
 迫り来るタイムリミット、ピンチにつぐピンチ、映像が目に浮かぶようなアクションシーンも満載(ちなみにDonkeyは映画未見です)で、エンタテイメントの王道。さすがマイクル・クライトンって感じ。
 ラストは予想の範囲内で予定調和っぽいけれど、それも含めて王道か。とにかく最後までノンストップでグイグイ読まされちゃいました。

 タイムトラベルものなら避けて通れないタイムパラドックスについては、さらっとかわされちゃってるけど。ていうか、厳密にはタイムトラベルじゃないわけだから、いいんだけど(なんて言うのは、まさに作者の思うつぼか)。

タイムライン 上(ハヤカワ文庫 NV 1054)
マイクル・クライトン著・酒井昭伸訳

出版社 早川書房
発売日 2003.12
価格  ¥ 882(¥ 840)
ISBN  4150410542

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タイムライン 下(ハヤカワ文庫 NV 1055)
マイクル・クライトン著・酒井昭伸訳

出版社 早川書房
発売日 2003.12
価格  ¥ 882(¥ 840)
ISBN  4150410550

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Posted by Donkey : 07:33 PM | Comments (0) | Trackbacks (0)

January 28, 2005

冲方丁『蒼穹のファフナー』(電撃文庫)

 アニメが群像劇だったのに対し、この小説版は主人公一騎の視点・心理描写に絞って書かれている。そのため、世界が見えてこない物足りなさを感じた。

 タイトルに「1」とも「上」ともないので、これ1冊の読み切りだろうと思ってたんだけど、どうなんだろ?
 読み進んでいて後半になって、これじゃ1巻で終わらないだろ……と思いながらも、読み終わったときには、主人公の内面描写に絞っていたことで、これ単独で完結という形にはなっているかな……とも思ったり。でも、いや、かなり物足りないけど。

 その後、本屋で電撃文庫の棚を見たら、シリーズ物でも1冊目には「1」って付いてないのがほとんどなんですね。てことはこれも続きがでるのか? 「1」とか付けないのは、評判を見てよければ続きが出るってことか? もしかして各巻ごと別のキャラクター主観で書かれて、その先に世界が見えてくるという仕掛けだったら、それはそれで楽しめるかもしれないけど、はたして?

 とりあえず、この1冊だけじゃ、どうにも欲求不満が残るだけっすよ。
 まぁ、でも、この続編を書くぐらいなら、はやく『マルドゥック・ヴェロシティ』を完成させて欲しい……ってのが、正直なところですけど(^^

蒼穹のファフナー
冲方 丁

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Posted by Donkey : 04:28 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

January 20, 2005

のだめカンタービレ

 ちょっと前から色々なところで評判を聞いていた、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社コミックスキス)を、とりあえず5巻まで買ってみました。

 で、読んでみて……、さっそく明日、残り11巻まで買ってこなくては!
 こりゃ~評判通り面白いや。絵の微妙さもギャグのいい味につながってるし。にしても、主人公のだめのキャラが、僕の予想を越えていて、やられたというか、ハマりました。

 ああ、まだ何時間もあるなぁ、本屋の開店時間まで……。

 ■Amazonで『のだめカンタービレ』
 ■bk1で『のだめカンタービレ』

Posted by Donkey : 02:18 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

January 16, 2005

終戦のローレライ

 文庫版4分冊の1,2巻が出たようなので、右下のおすすめコーナーに追加しました。
 熱い男のドラマとか、潜水艦バトルとか、ガンダムとか、綾波系(笑)とかにちょっとでも反応する人は是非読んで、燃えて萌えて泣いてください。

 もちろんハードカバー版を持っているんだけど、3月に出るという海洋堂のフィギュアつきの限定BOXセットは買ってしまうかも~。ちなみにフィギュアは“UF4(伊507独海軍時仕様)・ナーバル(UF4搭載仕様)・パウラ胸像”とのこと。来月のワンフェスできっと現物を見られるだろうな~と、WFでの海洋堂のローレライがらみの展示が今からちょっと楽しみっす。
 もちろん映画もすごく期待してるっす(微妙に不安もあったりするけど)。公式サイトで予告編見たら、小説を思い出して熱いものがこみ上げて来ちゃいました。

 ■映画「ローレライ」公式サイト

終戦のローレライ 1(講談社文庫)
福井晴敏〔著〕

出版社 講談社
発売日 2005.01
価格  ¥ 490(¥ 467)
ISBN  4062749661

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終戦のローレライ 2(講談社文庫)
福井晴敏〔著〕

出版社 講談社
発売日 2005.01
価格  ¥ 730(¥ 695)
ISBN  4062749718

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Posted by Donkey : 03:15 AM | Comments (0) | Trackbacks (0)

January 09, 2005

サラ・ウォーターズ『荊の城』に百合萌え。

 時代は19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。故買屋に育てられた孤児の掏摸スウは、顔見知りの〈紳士〉と呼ばれる男の結婚詐欺の計画に乗り、伯父により幽閉同然の生活を強いられている令嬢の新しい侍女として、人里離れた城に向かう。

 上巻、第一部はスウの視点から語られるんだけど、騙して陥れようとしている令嬢モードとしだいに心を通わせ葛藤するスウにすっかり感情移入してドキドキしながら(別な意味でもドキドキシーンあり!)読み進んできたら、ラストで、えぇ~っ!?

 第二部は、第一部を令嬢モード側から見た視点で語られる。ここからがもうなんつ~か、グイグイ引き込まれていく。第一部での様々が、視点を変えることで全く違う意味が見えてくると言うか。
 そして、明らかになる令嬢の様々や葛藤にドキドキしながら下巻へ。

 下巻、第二部はさらに新たな展開を見せ、ここまでですでにストーリーは二転三転。
 そして第三部、視点人物がまたスウにもどり、ここらへんからはもう怒濤の一気読みモード突入。

 評判通り、面白かったっす。
 このミス海外編1位ってので、そのタイトルは目に止まってたんですが、読むきっかけになったのは、実は、のべるのぶろぐさんの以下のレビューだったり。

■のべるのぶろぐ: 萌える「荊の城」

 だって、城から出してもらえないお嬢様とちびのメイドが百合百合する話ですよ!(一部意図的表現あり、ただし嘘はなし)
 小説としても面白くて、特に第二部で令嬢に視点が移った時のくだりは、なんというか令嬢一人羞恥プレイ、みたいな。なんか書いていて変態じみてきた。
 ミステリといっても、小難しいトリックとか、殺人事件云々なんて話ではありません。メインはあくまで百合。
 まさに時代は百合です。

 いやその(*´∀`*) メインは百合と言われても、読むまでは「まぁ、そ~ゆ~視点で読むと萌えられるって程度だろう」思っていたんだけど、本当にメインは百合だった!
 いや、マジで百合萌え(?)してしまいました。

 下町の臭ってきそうな猥雑さや、ブライア城の陰鬱さ、精神病院のなど濃厚な描写で、重苦しい雰囲気が全編に漂っているけれど、それが時代的ムード(といいつつ、その時代をよく知らないんですが)を醸し出しているし、ストーリーにぐいぐい引っ張られて一気に読まされちゃいました。

 チョット濃いめの百合モノを求めている人おすすめ……かも?
 もちろんミステリー、というかサスペンスとしてもとても楽しめました。

荊[いばら]の城 上
荊[いばら]の城 上
荊[いばら]の城 下
荊[いばら]の城 下

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