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May 15, 2007

ボックスアート展

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先週のことになりますが、静岡県立美術館でやっている「ボックスアート展 プラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化」という展覧会を見に行ってきました。

なかなかボリュームがある展示で、面白かったです。

開催期間は今週いっぱい、ちょうど静岡ホビーショーの最終日5/20までです。
ホビーショーにのついでに、ちょっと足を伸ばしてみるってのもお勧めですよ。

そんなわけで、以下、見てきた感想などを……。

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静岡県立美術館は小高い丘のうえにあって、駐車場もいくつかあるのですが、天気がよかったので一番下の駐車場に止めて、木漏れ日の小道を歩いて上っていきました。
途中の道端には屋外展示の彫刻というのかオブジェというのかが点在してるんだけど、現代彫刻って分けわかんないものが多いっすよね(^^;

まずはプラモデル前夜ということで、ボックスアートのルーツとなる、戦前の「少年倶楽部」の図版や付録のペーパークラフト(三笠と空中戦艦とエンパイアステートビルの組んだ完成品も展示してあってこれがかなり大きくってびっくり!)、国威発揚なポスターや絵葉書、画集、紙芝居、木製の模型やそのパッケージ……などなどの展示からスタート。
実はこれが展示の半分近くを占めていたかも。
そして案外これが面白かったし、興味深かった。

なんやかんやいって、軍艦とか戦車とか、やっぱかっこいいんだ!
でも、そういう外地での軍隊の勇ましい絵柄の絵葉書セットの中にまじって、月光の下で一人歩哨に立ってる兵士の後姿みたいな、ちょっとロマンティックな絵柄が混じってたりするのもよかったり。

ちょうど僕と同じ頃に入ってきた老夫婦が、そのあたりの展示品にばっちりリアルタイム世代なので、「少年倶楽部」とか見ながらちょっと大きめの声で昔話をしてるんですよ。
それを横で聞きながら……というのが、またなんともいい感じで(^^
奥さんのほうが昭和12年当時が小学生とか言ってたなぁ。
この展覧会が目当てじゃなくって偶然入ってきたみたいだったけど。

プラモデルのボックスアートの部になると、戦車や戦艦、飛行機から車などのスケール物、サンダーバードからガンダムなどのキャラクター物と、時代を追って一通り。

もちろん小松崎茂の原画はひとつの目玉だと思うけど、僕的には高荷義之と小池繁夫の原画が見れたのがよかった(^^

特に、小池繁夫の絵は、やっぱり綺麗だなぁと感動(*´∀`*)
シャープだけどどこか優しいタッチといったらいいのか、うまくいえないけど。
ちょっとコントラスト抑え目で、ブルー系の中に暖色系の照り返しが入ってる、あの感じの原画を見れたのがなにより。

とくに、F-104の発進シーンを後方からみたあのボックスアートは印象的で好きな絵だったので、原画が見れてよかった。
紫電改とウルトラホーク1号も(^^

高荷義之の絵も、あのタッチと緻密さの両立が原画で見るとやっぱすごいなぁと。

そんな展示物を見ていく中で、どうしても笑っちゃうというかニヤついちゃうのが、アオシマ製のボックスアート。
美術館の落ち着いてまじめは雰囲気の中に、アトランジャーとかのパチ臭いオリジナルSFメカ物やデコトラの絵が展示されてる状況が、なんともいえない味があるというか、うれしくなっちゃう(^_^;

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チラシにも小さいけどしっかりアトランジャーいるし(^^

にしてもそれ以外にも、アオシマの展示物で他と違うなーとおもったのが、作者不詳の絵がいくつかあったこと。
まぁあのへんの昔のオリジナルSFメカ物は、そういうのがあるのはなんとなくわかる気がするけど、最近のガオガイガーのけっこうカッコいいイラストでも作者不詳なのがあって、そのへんのアバウトな感じもなんかアオシマっぽいのか? とか思ったり。

バンダイのものでは、開田裕治のカッコいいハイゴックがよかった(*´∀`*)
こういう目のある紙に描いてるんだなぁなどとわかったりするのが、原画を生で見る良さですよね!

あと、ボックスアートの原画以外にも、プラモデルの現物や、山田卓司の造形物なども展示されていました。
けっこう懐かしいものも多かった。テクノポリス21Cとか。
スキャニー(*´Д`*)

ちょっと個人的な話になるのですが、今回展示されていた絵の作者の中に、一人だけ僕が会った事のある人がいました。
梶田達二さんです。
僕が編集プロダクションに勤めていて、小学館の「てれびくん」の仕事をしていた頃、梶田先生の仕事場にイラストを依頼したり受け取りに行ったりしていたことがあったんです。
僕が簡単なラフを描いて、梶田先生にゴッドマジンガーとかのイラストを描いてもらってた思い出が……。

梶田先生は飛行機が好きで、特にアクロバットチームが好きだったようで、アクロバットチームだけのイラスト集も出していたんですよね。
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先日の倉庫大整理で出てきました。
今回の展示では飛行機の絵がなかったのが残念。

そんなこんなで、けっこう見ごたえがあってよかったですよ。

でもって、ボックスアート展の入場券で、常設展示やロダン館も見られるというので、ロダン館で考える人や地獄の門を見てきました。
展覧会のほうは当選というか撮影禁止だったけど、ロダン館はシャッター音を切っておけば撮影OKとのことなので、何枚か撮ってみたり。
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帰りがけにミュージアムショップを覗いて、ボックスアート展の図録をちょっと迷ったけど、お財布の中が心もとなかったので断念して帰ってきました。

この「ボックスアート展」は今週末の「静岡ホビーショー」など連動した「静岡ホビーウィーク2007」の一環のようです。
なんたって、プラモデルは静岡の地場産業ですからね。盛り上げないと(^^

少し前に静岡パルコでやってたガンプラエキスポも、どうせならホビーショーの時期にあわせたらよかったのに……とかも思ったり。

その静岡ホビーショーには、僕も土曜に行ってみる予定なんだけど、自衛隊のあの美人の公報のお姉さん、今年も来るかなー……って、何を楽しみにしてるんだ、俺(^^;

【関連リンク】
■静岡県立美術館【ボックスアート展】
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/box-art.html
■第46回静岡ホビーショー
http://www.hobby-shizuoka.com/
■静岡がホビーの楽しさ一色に染まる!:ホビーのまち静岡「ホビーウィーク2007」
http://www.shizuokahobbyweek.com/index.html

ps. 小松崎茂といえば、『異能の画家 小松崎茂―その人と画業のすべて』という文庫本をちょっと前に買ってたけど、積読で読んでなかったなー。読まなくっちゃ。
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Posted by Donkey : May 15, 2007 04:24 AM

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