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October 19, 2005
『竜とわれらの時代』 川端裕人 (徳間文庫)
読了。
文庫としては厚いけれど、面白くてグイグイ読めました。
北陸で発掘された巨大恐竜の化石が何者かに盗難されてしまう。それが発端となって太古の恐竜の研究と、アメリカの聖書原理主義者とイスラム過激派との対立、911以降に象徴される現代がリンクして、どんどんスケールアップしていく。
……ってかくと、国際謀略小説っぽい(?)けど、瀬名秀明のオビの惹句やカバーのあらすじにあるように、まさに「恐竜小説」ってくらい恐竜ネタが濃い小説です。
作中では、科学とは相容れないはずのキリスト教の福音主義者(エヴァンジェリスト)が、科学をも取り込んで自分たちの思想を世界に浸透させていこうとしているのだけど、これが小説の中での陰謀論的絵空事とは言いきれないって事例を最近目にしたばかりで、けっこう生々しかったり。
事例ってのは、下のリンク先を参照。
■kikulog: インテリジェント・デザイン
■幻影随想: インテリジェントデザイン理論(ID理論)にはまっちゃった産経新聞
川端裕人氏の小説は、SFではないけれどすごくSFと親和性が高いというか、SF好きの心に響くんですよね。
■リヴァイアさん、日々のわざ: SFに返すもの……大原まり子さんによる、「竜とわれらの時代」の解説
ご本人のブログのこのエントリーを読むと、そのへんの理由がよくわかります。
SF好きとしてはなんかすごくうれしくなったりも(^^
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表紙もキレイでかっこよくてお気に入りです。
下のリンク先はイラストレーターのブログの表紙イラストについてのエントリー。ラフ画もあり。
Posted by Donkey : October 19, 2005 02:44 AM
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